せっかち小夏のズボラな生活

20代OL気まぐれ日記

節約かケチか

会社で嫌なことがあると私は財布の紐がかたくなる。

ストレスでお金を使うということはよく聞くが、私の場合は逆だ。

「あんなに嫌な思いをしながら得たお金をこれに使って良いのか??」となるのである。もともとケチくさい性格であったが、社会人になってその度合いが増している気がする。

服を買いに行こうとショッピングモールに行っても、家にあるアレとアレは雰囲気似ているからな、とか、休日しか私服着ないもんな、とか何かと理由をつけてなかなか買わないのである。服一着買うのに何件も回り、行っては戻ってを繰り返す。それもGUのようなお手頃価格で売っているような店を。

そろそろ良い歳になってきたからちゃんとしたほうがいいよなという気持ちと、私みたいな平凡な人間にお金をかけても勿体無いだけという気持ちでなかなか購入に至らない。

 

思えば、昔から買い物下手だった。

遠方の祖父母の家に行った時にはたまにはゲームセンターで遊んでおいでとひとり500円ずつもらった時も、申し訳程度に100円だけ使って残りは貯金箱に入れてしまうような小学生だった。せっかくくれたお金だから、くれた人が想定した使い方をしなくては失礼かなと思うで少しだけ使っていたが、なんとも可愛げがない。

別に両親が節約家で普段からお金の話をよくされていたわけでも、貧しい思いをしていたわけでもない。同じように育てられたはずの妹二人は私とは全く異なるお金の使い方をする。次女に関しては周りに合わせてどんどん使うのでたまに話を聞いては感心している。

きっとこういうのは性格なのだろう。

それにしても最近は節約というよりは周りから見たらケチに近づいている気がする。

友人などの大切な人と過ごす時間には金に糸目をつけない、と決めているが、それができているのは給料日に予算を組んでいるからだ。

それもあって、正直急に予定が入るのはあまり好きではない。

 

どうしたものかと思いながらも、自分のためにお金を使うのはなかなか難しいものだ。

使えばなくなる、この当たり前のことがなんだか怖いのである。

上手に貯めて、上手に使える、そんな大人になりたい。