せっかち小夏のズボラな生活

20代OL気まぐれ日記

お金と時間

突然ですが質問です。

 

年収1000万円で一緒にいる時間がほとんどない恋人

年収350万円で一緒にたくさん過ごせる恋人

 

あなたは、どちらと結婚したいですか?

 

 

細かいことをいうと年収金額は何でも良い。

あなたの中でそこそこ高い年収とボチボチな年収で考えてほしい。

 

今日はそれぞれの価値観の話をしたいと思う。

 

私自身は、結婚するなら後者が良い。

結婚に何を求めるかは人それぞれだと思うが、私はどうせ一緒に住むなら過ごせる時間がたくさんある方がいい。(一緒に住まない結婚にも意味があると思うので今日はこのパターンで話す)

残業や休日出勤、持ち帰り仕事でほとんど一緒に過ごせない相手では、なんで結婚するのかわからなくなってしまう。

「稼いでいるんだからいいだろ?何に文句がある?」

と寂しさを強要するのであれば年収1億くらいは稼いでほしいのだ。

寂しさをお金で存分に誤魔化せるくらいに。

まぁ、そんなことを求めている結婚なんて虚しいけれども。

 

前者が良いという価値観の人は、自分が稼ぎ頭になった時に「ガンガン稼ぐからな!」と結婚後はより一層気合を入れるだろう。

前者が好みの人からすればとても頼もしいだろう。

 

ここで私がしたいのはどちらが良い、どちらが悪いという話ではない。

価値観の違いの話だ。

 

私の両親は、私が社会人になった年に離婚した。

我が家では「方向性の違いで解散」と呼んでいる。

売れないバンドマン気取り。

 

母はとても乙女だ。

大好きな人と四六時中一緒にいたいタイプ。

父と結婚を決めた時も、「もっと一緒にいたい!」という気持ちからだったようだ。

しかし、蓋を開けると母のイメージと全く違った。

父は残業でなかなか帰ってこないし、家に仕事を持ち帰る。おやすみの日も仕事をしている。一緒に過ごせる時間はあまりない。

結婚したのに寂しいじゃん……と悲しむ母。

 

別に、父は母が嫌いで仕事に打ち込んでいたわけではない。

結婚したことで「これで頑張る意味ができたぞ」と余計に頑張るようになったのだ。家族のために。

 

寂しさを募らせる母と求められていない方向に頑張る父。

どうしてわかってくれないのと思う母と何が不満なんだと悩む父。

 

よくもまぁ25年も耐えたなと思うほどの方向性の違い。

パートナーになるべきではなかったのだろうなとつくづく思う。

 

ここで冒頭の質問に戻る。

かなり大切な視点だと思う。

自分が求めているものは何か、求められているものは何か。

まだ結婚したこともない私がいうのも変だけど。

 

もちろん話し合いで理解し合える部分もあると思う。

でもそれも得手不得手がある。

私の両親は話し合いが下手な二人だった。

 

人生のパートナーを決めるというのは難しいなと思う今日この頃だ。