せっかち小夏のズボラな生活

20代OL気まぐれ日記

何を食べるかではなく、誰と食べるか

社会人になって、食事の質が落ちてきている。

暇度合いでいえば、学生の頃とさほど変わらない程度にしか働いていないつもりなのにどうも質が悪い。

 

というより、一人でいる時に美味しい思いをしたいという気持ちが薄くなっている。

 

私はもともと食べることが好きだ。

「いっぱい食べること」と「健康なこと」だけが取り柄だった私。

自分の食べたい気持ちには素直に従っていたし、少しでも美味しいものに出会いたい気持ちがきちんとあった。

 

でも最近では「自分一人のために美味しいもの食べる必要ある……?」と思ってしまうようになっているのだ。

 

「一人ご飯」と「誰かと食べるご飯」は、たとえ中身が同じでも全く違う。

 

そして、その「誰か」はとても重要だ。

 

嫌いな上司に奢ってもらうご飯は、たとえ良い店でも、たとえ奢りでも、後から思い出して美味しかったなぁなんてなることはない。

逆に、大好きな人と食べるご飯は、お手頃なチェーンでも何度でも幸せを思い出せる最高の時間になる。

「すっごく美味しかったな」と思えるほど。

 

ご飯を食べることにおいて、誰と食べるかはとても大切だ。

何を食べるかは二の次。

一人で食べる時はその二から始めなきゃいけないから、気合いが入らないのかもしれない。だって、あんまり大切にしたいと思えない自分と一緒に食べるのだもの。

 

美味しいものを食べたいのなら、大好きな人と食べること。

一緒にいるだけで幸せと思える人と食べること。

それは友人でもパートナーでも家族でもいいから、とにかく自分にとって特別な人と共にすること。

 

それだけで食事の質はぐんと上がる。

 

食事は単に栄養摂取だけが目的ではない。

お腹も心も満たすものであるべきだ。

 

 

 

私にとって私自身が大切な存在になればもっと一人の食事も大切にできるかなと思ったり思わなかったり。