せっかち小夏のズボラな生活

20代OL気まぐれ日記

学校を楽しんで欲しいなら

小学校。

私は笑っちゃうくらいに楽しい学校生活を送っていた。

特別友達が多かったわけでも、スポーツが得意なわけでも、みんなの人気者だったわけでも、全くないけど、学校が大好きだった。

 

その一つの理由は間違いなく、先生に恵まれていたことだ。

これは本当に間違いない。

低学年の時の先生とは大人になった今でも連絡を取り合うほど。しかも私だけではなく、当時のクラスメイトがそれぞれ連絡をとっているほど本当に良い先生だった。

 

でも、これだけは運だ。

公立小学校は特にそう。親や周りがどんだけ祈ったって、どんな先生がくるかはわからない。

 

だから今日は、もう一つの理由を話したい。

それは、「家で勉強を教えないこと」

 

批判を恐れずに言うと、「多少馬鹿な方が学校は楽しい」と私は思うのだ。

私の親も、通っていた幼稚園も、小学校を先取りして勉強を教えるようなことは一切なかった。私が興味を持ったタイミングでひらがなくらいは教えてくれていたものの、それ以外は全く知らない状態でのスタート。

なんなら、ひらがなも完璧ではなかった。

 

小学校低学年の頃は、特に先生たちも丁寧に教える。

だって、幼稚園生に毛が生えたようなもの。

すごくすごく丁寧だ。

 

全く勉強に触れていなかった私からしたら、毎日新しいことの連続。

学校も先生も、自分の知らないことをたくさん与えてくれる楽しいところ、そんな感覚だったのだ。だから、学校の勉強を嫌だと思ったことは一度もない。頭は良くなかったが、知る過程が楽しくて楽しくて仕方なかったのだ。

 

これがもし、あらかじめ知っていて、遠い昔に習ったことの復習、みたいな状態だったらさぞかし退屈だっただろうと思う。

 

小学校高学年、中学校に上がっても、それは同じだった。

勉強のコツは身についてきても、やっぱり知らないことを教えてくれるのは先生たち。

家でやっていたのは、私がねだって入った進研ゼミのみ。こちらが復習になるのだから、学校が退屈なわけがない。

 

もし。

もしも、学校に楽しんで、積極的に行って欲しいなら、「学校での初めて」をたくさん残しておくのが良いのではないかと思う。

 

義務教育は、国民の数少ない『権利』の一つだ。

どうせなら楽しんで、使ってほしい。

 

大人になって知ったのだが、意外と学校が好きじゃなかった人は多い。

もちろん勉強だけではなく、人間関係などいろんな理由があるだろうが、少しでも学校を楽しめる人が増えれば良いなと思うのだ。

楽しめる要素はたくさんある。

 

もうそろそろ夏休みも終わりなのかな?

みんなの学校生活が素敵なものでありますように。

 

(三女も小学校最後の年を最高に楽しめますように……!!!)