せっかち小夏のズボラな生活

20代OL気まぐれ日記

小さいしあわせを摘んでいくしかない

天気が悪いからだろうか。

気持ちが落ち込んで仕方ない。

 

世の中は三連休初日なこともあり、友人たちのSNSは楽しそうな投稿で溢れている。

友人たちのハッピーな姿が見られて嬉しい気持ちになると同時に、なにもせず、ただ家でじっとしているだけの自分の休日を思って惨めな気持ちになる。

 

質素な生活と華やかな生活を比べているわけではない。

自分の休日を、毎日の生活を、楽しもうとできていない自分が情けなくて悲しくて、とっても惨めに思えてくるのだ。

 

仕事にも休日にも文句を垂れているだけで何もできていない私。

勉強を始めてみたり、本を読んでみたり、少しずつ何かを取り入れてはみるものの、まだ心から楽しめている感じはない。穴を埋めている作業のよう。

 

それに、気分の浮き沈みが他人によって左右されることが多すぎて、自分の気持ちを自分でコントロールできていないのも悲しい。

 

今日は特に、どんよりした気持ちから抜け出せず、家でただただダラダラしていた。

 

 

そんな休日だったけど、一つだけ、一つだけだけど良いこともあった。

お腹がぺこぺこになって食材を買いに行って手に入れたもの。

そう、ナス。

嬉しいのはこの値段。

こんなに入っていて198円。

夏の間は3本でこれくらいの値段だった。高級野菜すぎて特別な日にしか買えなかったのに、こんなにたくさん入っていて198円。不揃いだかららしいが、私にはそんなこと関係ない。

 

今日1日ほとんど表情を変えずに過ごしていたけれど、自然と笑みが溢れる。

大好きなナスがお得に手に入ったから、今月の残りはナス祭りだ。

 

今日はどうしても寿司が食べたかったのでお惣菜で値引きになっていたものを買ったけど、明日からの夕飯にと、ナスと相性の良さそうな食材を揃えた。

 

少しハッピーな気持ちだ。

 

仕事の関係上、職場でもらった食材で済ませる日が続いていたけれど、やっぱり私には食材と向き合う時間が必要なのかもしれない。

 

ナス一つで嬉しい気持ちになれるのだから、慌てずに小さなしあわせを摘んでいくしかない。

私のための私だけの生活。