自分のことは基本的に好きでも嫌いでもない。
こういうところ本当にダメだ、と自己嫌悪に陥ることもあるけれど、生まれ変わっても自分でいいなと思えるくらいには自己肯定感もある。
そんな私が時々、「私って最高じゃん!!!!好き!!!!」となる瞬間がある。
それは、有益な記録を見つけた時。
もともとメモ魔な私。
記憶力が絶望的になく、自分の記憶を全く当てにしていないので、なんでもかんでもメモをする。
いつでもメモをできるように、と中学生の頃から手帳をどこにでも持っていく習慣があるくらい。
そのメモ魔が今日、最大限に力を発揮した。
私の仕事は季節感がとても大事な仕事で、1年に一回のイベントをずっと繰り返しているかんじ。だから、同じような内容に取り掛かろうと思っても、やったのは一年前。
記憶を頼りにしているととてもじゃないが、うまく進められないし、毎回1からやっているととても効率が悪い。
会社があまりしっかりしていないので、マニュアルもないし、資料をしっかり保管している先輩もいない。
みんな自分の経験を頼りに動いている。
でも、2年目の私はそんな頼りになる経験などない。
頼りになるのは昨年の私のメモのみ。
あるものについて調べる必要が出てきて、ダメ元で昨年のフォルダを開けた。年に一度のことだから、と用意しておいたフォルダ。
頼む!と祈りながら開いたフォルダにはなんと、
軽いメモではなく画像や詳細まで載っているじゃないの!!!!
今年に私に必要になるであろう情報を、去年の私が予測して記録していたのだ。
もちろん、「メモ」なので、人様にすぐに提出できるような資料ではないが、1年後の今の私が、「あれってどうだったっけ」と思った時にすぐにたどり着くようなところに残しているというのは自分のことながら感心する。(少し加工すれば提出できないこともないし)
「やるやん、自分!!!」
と思わずニヤニヤしてしまった。
本当にいろんなことをメモするタイプなので、軽いメモをしているだろう、という自信はあったのだけど、そこまで使える情報を残していた記憶はなかったので、期待を上回る働きで不覚にもときめいてしまった。1年前の自分に。
期待を上回ってくれて嬉しいのは他人に対してだけじゃないんだな、なんて思ったりなんたり。
小さなことだけど、とっても嬉しい出来事だった。
良い意味で自分の期待も裏切り続けられる人間でありたいね。