久しぶりに小学校来の友人のお母さんに会った。
いろんな話をする中で、当然出てくるのは仕事の話。
「お仕事はどう？」
「……色々しんどいですねぇ。」
「そっかぁ。でも、大変なのはみんな同じだからね。せめて3年は頑張らなきゃね。」
言ってくれていることはよくわかる。
励ましの言葉。
同い年の娘（私の友人）を持つ母としての言葉。
私の状況とかを全て話しているわけではないし、何気ない励ましの言葉に違いない。
でもね。
今の私には少しきつい励ましだったりする。
「みんな」が大変な思いや辛い思いをしているからって、「私」も同じように頑張れるかは別のお話。3年も我慢できない私が転職したらまた同じ状況になるだけだよって忠告の気持ちもあると思う。
それでも、「みんなも辛い」という事実は私の頑張りにはつながらないのだ。
みんなが大変で辛い社会を放置している世の中に絶望するだけで。
それに、人には人の大変さや辛さがある。
私の場合、仕事が忙しいことは嫌ではないけれど、明らかに無駄なことをさせられている時のストレスはすごい。これだって、仕事だからと割り切れる人もたくさんいるだろうし、逆に忙しくなると辛くなる人もいると思う。
同じ事象に対しても感じ方は人それぞれ。
「社会人向いてない！」
と思っているけど、私が楽しく生き生きと働ける仕事もきっとあると思っている。
バイト時代もとんかつ屋はしんどかったけど（3年半働いたけどずっと嫌だった）、クレープ屋は最高に楽しかった。
何がしんどいかは人それぞれ。
「みんなも頑張っているんだから頑張ろう」
励ましになる人もいるのだろうけど、私はあまり言わないようにしようと思った出来事だった。みんなと同じである必要は全くない。しかもマイナスな方向に合わせる必要なんて。少なくとも私はそう思う。
みんなが辛くない世の中になるといいな。
