せっかち小夏のズボラな生活

20代OL気まぐれ日記

献血と私

二十代半ば、すでに2回記念品をもらった。

休日の過ごし方が下手な私にとっては、ちょうどよく時間を使える献血は趣味のようになっている。


献血を初めてしたのは、16歳のクリスマス。「ハタチになればお酒が飲める」と同じくらい、「16歳になれば献血ができる」ことを楽しみにしていた私。学校帰りに嬉々として向かったものだ。

両親とも献血をしていたのもあり、大きくなったらできる!と楽しみにしていたのだが、意外と周りは躊躇う人が多かった。だからこそ、献血をしていることは私の個性にようになっており、少し誇らしかった。

しかし、中にはそんな高校生に水をさすような人もいる。

高校生は200mlしかできないのだが、それに対して「200mlなんてやる意味ない」と言ってきた人がいたのだ。高校のイベントで関わった企業の、それなりの年齢の女性だった。今考えると、良い年齢の大人が、チャレンジしてる高校生に対してそんなことをわざわざ言うなんて、かなり大人気がない人だとわかるが、その時はなかなかショックだった。その人も献血をしていた人だが、今考えてもなぜそんな意地悪なことを言ってきたのかよくわからない。


大人と言われる年齢になり、献血歴も長くなってきた今、高校生くらいの子が献血ルールにいると、とても嬉しくなる。きっとドキドキしていることだろう。周りにやっている人もそんなに多くないと思う。

それでも足を運ぼうと思ったその勇気が嬉しくなるのだ。


血を抜く、と思うと確かに初めは怖いかもしれないが、やってみれば意外と大したことはない(私は成分献血なので、血自体は戻ってきているが)。献血のために健康にも気を使うし、自分のためにもなる。採血結果のコレステロール値なども、自分のカラダと向き合う良い機会になる。

献血ルームのスタッフさんに優しくしてもらえるのもちょっと嬉しかったりする。


自分のためでいいのだ。それでもその血液はどこかで役に立っている。

健康な体を持て余してる人は是非チャレンジしてくれたら嬉しい。


#献血

#自分と向き合う