真ん中の妹と久しぶりのランチ。
あれもこれも大変という話の流れで、家の愚痴に。
次女も三女も(私の妹たち)それなりに大きくなって、母と父が自由に予定を組むようになった結果、次女が三女の面倒を見るようになった。
面倒を見るって言ったって、三女ももう中学生。
自分のことは自分でできるはず。
だけど、次女が食事の用意や洗濯で大変になる。
原因の一つは父だ。
我が家は方向性の違いですでに解散しているものの、三女のために一緒に住んでいるのだが、この父があまり責任感がない。
独身の時は一人暮らしをしていたらしいし、家事もできるのだろうけど、率先してしてくれたりはしない。
だから、父、次女、三女で家にいる時は次女がすることになる。
で、話を聞いていると、もう一つ、大変になる理由があるように感じた。
それは、次女の中で「やらなきゃいけない」と思っていることが多すぎると言うことだ。
食事はおかず一品ではなく、スープやサラダをつけなきゃ「いけない」と思っているし、食事の後はすぐさま食器を洗わなきゃ「いけない」と思っている。
洗濯や、三女への躾(?)も、「やらなきゃいけない」ことが多いのだ。
これ実は、母にそっくりなのだけど、どうしてそんなに自分で自分を苦しめるのかわからない。
おかずは別に一品でもいいし、作るのがめんどくさいなら、三女に自分で作らせれば良い。中学生なら調べながら作るくらいできるでしょ。
それに、食器だって、手を洗いたくなったタイミングでついでに洗う、とかの気持ちでいいし、母がいなくてだらけている三女は放っておいてもいい。
別に誰も困らないことを「やらなきゃ」という気持ちで追い込んで、ピリピリする必要は何もないと思うのだ。
まぁ、責任感が強いのだとは思う。
もちろん、早々実家を出て、実家のめんどくささから逃げた側の人間なので、「逃げたくせに!」という意見もあるだろう。実際、次女からは似たようなことを言われた。
でもさ、私からすれば、「じゃあ、出たらよかったじゃん」としか言いようがないのだ。
うちの両親は、二人とも、変わっているなぁとは思うし、二人の相性は悪く、訳のわからないところもたくさんあるけど、俗に言う毒親ではない。
娘3人ともそれぞれしっかり愛情をかけられているし、大学まで進ませてもらっている。
選択肢は同じように与えられていたはずだ。
そこで残ることを決めたのも本人だし、家のことをちゃんとやろうと決めているのも本人。
大変にしているのは自分だということにいつか気がついたらいいなと思うのだ。
私は遠くに住む姉として「頑張ってるね」と言うだけだけど、実は家事ってもっと手を抜けるんだよ、とはコツコツ伝えていきたい。
この先、一人暮らしをしたり、誰か大切な人と住み始めたときに「完璧主義」は自分の首を絞める。
家事は、気楽にテキトーに、が一番。
凝るのは、自分が楽しいところだけで構わない。
ま、あとは、父と三女が自分でやるようになるまで、何もせず眺めている強さがあればいいね。