家のドアを開けた瞬間にわかる。
あ、やってんな。
家の中からはひんやりとした空気。
クーラーは付けっぱなしで、しかも廊下まで全てドアも開けっぱなし。
誰もいない家を、
ひたすら気温が上がる中、
無駄に冷やし続けた我が家のクーラー。
わかった瞬間の絶望といったらない。
ただでさ、クーラーをつけていることに軽い罪悪感があるのに、
(熱中症になったら元も子もないからつけるけど)
それを無駄にしていたなんて……と本当に悲しくなる。
とりあえず、一度クーラーを消す。
数分は涼しさの恩恵を受けるけど、
その涼しさはすぐに蒸し暑さにかき消される。
そこからは我慢大会。
不在中の12時間分は、分割してでも巻き返したい。
今日は幸い外が少し涼しかったので、窓を開けて夕飯を済ます。
多少暑いけど、命の危険を感じるほどではない。
ひとまずは4時間。
パートナーが帰ってくるまでの時間だけ。
寝る時は危険なので、悔しいけどクーラーを再開。
また明日自分一人の時間で4時間我慢しよう。
栓を入れ忘れて炊いたお風呂と同じ感じの虚無感。
今回消し忘れは私じゃないけど、
改めて気をつけようと思った、真夏の夜。
んーー、もったいないって悔しい。