こちらの姓を名乗ってもらうことになるだけで、こんなに苦い顔をされるとは。
先日の投稿でも書いたけど、私たちが二人で決めたことに対して、苦言を呈されていて、参っている。
法律では、「夫または妻の氏を称する」と書いているだけ。
「基本は夫の氏を名乗らなきゃいけないけど、まぁ、どうしてもって理由があるなら妻の氏を名乗ってもいいよ」という法律ではない。
どっちかに絞れ、それしか書いていない。
それなのに。
どちらの四角にチェックを入れるか、それだけのことだと私たちは思っていても、周りが黙っていない。
どうしてなのか、どういう考えなのか、「言い訳」を強いられる。
もう一度言うけれど、悪いことをしているわけではない。
別に、今の時代、嫁入り婿入りの概念もほとんどないし、一般家庭の私たちにはさらさら関係ない。
それなのに、びっくりされ、怪訝な顔をされ、小言を言われる。
一番身近であった親から嫌な顔をされたせいで、私自身も無駄にバリアを張ってしまっている。
「こっちの苗字になってもらうんです」
「三姉妹だから……」
「私の方が苗字で呼ばれることが多くて……」
「向こうは苗字が続くから……」
聞かれてもいないのに言い訳を並べてしまう。
私たちは何も悪いことをしていないのに。
結婚にあたって、当事者の私たちより尊重される意見があるのかな。
二人で決めたということに意味があると思っているけど、そうじゃないの?
フィンランドみたいに、夫婦創姓が選べたらいいのにな。
楽しい予定なのに、水を差されて残念な気分になる。
女性側の姓を名乗るのはまだ5%ほどしかいないそう。
しょうがないと言えば、しょうがないのかもしれない。
それでも、こんなにごちゃごちゃ言われるとは。
思っていたより、周囲が柔軟ではなかったという事実にうんざりする日々。